2018年12月29日土曜日

インテリアコーデイネーター



3日ほどで1年が過ぎようとしています。
今年も様々な人に助けられて仕事をしてきました。


仕事を支えてくださる縁の下の力があってこそ我々の仕事が生きます。
メーカーさん カーテンの取り付け屋さん 不動産屋さん 家具屋さん etc
恒例になりましたがお世話になった皆様をお招きして
楽しく1年の労をねぎらいました。
今年もありがとうございました。       (有)スペースエフブンノイチ 
                              西舘友希



町田ひろ子校長が生み出した
インテリアコーデイネーターという職業
立ち位置が不思議なところにあるといつも思わされます。
その立場立場に置かれた人たちの気持ちを配慮することはもちろん
町田ひろ子アカデミーのゆるぎない思想を根幹に
様々な人達と大きな信頼関係を作りながら
真摯に進んでいくことが
インテリアコーデイネーター インテリアデザイナー
を名乗るものの使命であると日々受け止めています。

来年度も町田アカデミー仙台校で
インテリアコーデイネーターを志すキラキラした目を持った人たちに会えます。 
きちんと道義をわきまえ 人の気持ちがわかる
「インテリアコーデイネーターとは」を伝えていきたいと思っています。
今年も支えてくださってありがとうございました。 

                 (有)スペースエフブンノイチ 代表
                 町田ひろ子アカデミー主任講師
                 長塩小夜子







 

2018年12月17日月曜日

「Oh  Boy !]

我が家では長年「置き薬」をお願いしている。
父が富山出身のこともあり
子供のころ紙風船や息を吹くと音が出て紙がラッパのようになって
伸びたり縮んだりするおもちゃをもらえるのが楽しくて
売薬さんを心待ちにしたことを思い出す。

宮城に住むようになって 置き薬のIさんにお願いしてから
もう四半世紀が経とうか。
Iさんもご結婚され、お子さんが生まれ
大きく成長された今は かつてお元気だった母上の介護をされておられた。
助産師さんだった奥様が当社のスタッフのお子さんを取り上げてくださったことは
ずいぶん後になってわかったこと。5年もたつ。
何かのご縁というのは不思議なものだと常々感じていた。

そのIさんがお母様と奥様のことをこう話してくれた...。
「母の認知が始まったので家で介護が難しくなって
家族でさんざん悩んだ末施設で面倒を見てもらうことにしましたァ。
徘徊するやら 
夜中に冷蔵庫を開けて はちみつのチューブを全部飲んでしまうやら   
石鹸を間違えて食べてしまうやら・・山ほどありました・・
片時も目を離すことができなくなって
温厚な性格で いつも「お母さんお母さん」と優しく接してくれていた嫁が
あまりの大変さに とうとう「このくそババア」(笑)と言いだしまして
  もう限界かと・・」
ここで私はIさんのユーモアを交えた明るい話し方に 
その光景を思い出して失礼ながら笑ってしまった。
ご家族の葛藤はさぞかし大変だったと思われるのに
なんでこんな楽しい話し方ができるのかIさんのお人柄がしのばれた。

もう一つお母様の話で元気が出た話がある。
Iさんがお母様に会いに行くと必ず 
「Oh  Boy!] と大きな声で 大きなジェスチャーで ハグしてくるという。
周りに恥ずかしくて・・
でも息子の名前は忘れてしまっているのですワ。
今までハグなんてしなかった母なんですが・・

私の質問「お母様は外国に長くいらしたことがあるの?」
全然ないです 映画の見過ぎですかねえ~(笑)
また笑ってしまった。

なんて素敵なお母様なんでしょう!
私も名前を忘れたら 夫をはじめ息子には「Boy]
娘 友人たちには「Girl」
大きなジェスチャーで[ Oh Boy!]    [ Oh   Girl!] と叫んでハグすれば
みんな愉快になる。  そんな年をとりたい。

最後のきわめつきのひとこと 
母はあまり細かいことを気にしないおおらかな性格
これが長生きの秘訣でしょうか?  体はいたって元気です。
「このカルシューム剤は骨の・・・」 
ということで我が家にはカルシューム剤がコラーゲンの横にまた増えた。

一人で抱えると悩みになる 
人に話せば笑い話になる・・という言葉を思い出した。