夢かないます
6月2日幼馴染が銀座7丁目に『銀座つぼ焼きいも』をオープンした。
昔から銀座に出したかったと言っていた。
銀座でなければいけなかったらしい。
北陸でレンタル会社の社長をしている。
「私のような田舎育ちは 東京のしかも銀座の一等地に・・というのが夢
それを実現したかった!」と何度も言っていた。
銀座においも屋
「売れると思う」の 賛成は少数派で
多くのブレインには反対されていたらしい。
オープン時
せめてもの配慮か お祝いにと送ったお花はたくさんのなか
炎天下にさらされてぐったりしてはいたが
俳優西島秀俊さんのお花の隣においてくれていた。
同じような感じの多い祝花の中で
彼の 白を効かせたピンクと赤のアレンジは
ひときわ目を引いた。
インテリアの邪魔をしないように色を出さなかった自分のはノーマルすぎたか。
インテリアの邪魔をしないように色を出さなかった自分のはノーマルすぎたか。
6月オープン時 |
内部の石焼釜 シンプルな内装 |
お芋は まるごと はんぶん ちいさいの おもちかえりもある。
内装はシンプルで無駄がない。
この頃はテレビなどのメデイアにも紹介され店頭には列ができているらしい。
自分の住んでいる地方ではなく銀座でなければならなかった昔からの夢を
実現させた幼馴染の強い想いにいたるまでを一度じっくり聞いてみたいものだ。
駆け出しのころ1冊の本に出合った。
『夢かないます』無能唱元という人の著書で
もうお亡くなりになっておられるが
何度となく読んでは心のよりどころにしてきた。
一度人に貸したところ戻ってこなくなったので
慌てて単行本をもう一度買って今は人に貸さないようにしている。
30年前当時500円ぐらいだった単行本は現在中古本で3千円以上もする。
四半世紀たったバイブル
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■瓶の中の否定という液体の中に肯定という小石を入れ続けると
小石は瓶の底にたまり否定の液体はこぼれはじめる。
やがて明るくなった心のスクリーンは願いのイメージを徐々に描き出す・・
赤線を引いて何度も読み返しパワーをもらっていた。
■願いは常に具体化しておかなければいけない
‥‥夢より明確な より細かい絵にして
その目標を常に目指している自分の姿を確認することができれば
夢の方が近寄って来てくれるはず・・・ 抜粋
誰に笑われようと
銀座にお店を出すという強い想いの夢が実現したのは
日頃細かく夢を具体化していたのかもしれない。
銀座という場所 お芋屋という目の付け所 アイデアに感心するばかりだ。
お釈迦さまもおっしゃっておられた。
諸行無常
万物はすべて一瞬たりとも変化しないものはない・・・って。
留まってばかりいては新しいものが見えなくなるのかもしれない。
もう一度また バイブルを 読み返してみよう。
デザインオフィス
スペースエフブンノイチ
2018 09 28
長塩小夜子