2020年5月7日木曜日


「寝ても覚めても」その二

ミス・マープル インテリアの魅力


何より はまった理由はもう一つ
その風景描写とインテリア素晴らしさに尽きる。
貴族やお金持ちの邸宅が多く、マナーハウスのような豪邸が舞台になる。
時代背景を感じるインテリアの素敵さに
思わずストーリーを忘れて見入ってしまう。
字幕スーパーとストーリーとインテリア を観るのは至難の業。
1回目はストーリーを、2回目はインテリアを楽しむと良いのだが・・。
1950年代を舞台にした第二次世界大戦後の英国
「監獄ロック」の音楽を聴いている若者がシーンにいたりするので
この曲が出された1957以降も舞台になっていると考えられる。
日本でもロックンロールが大流行なった頃だ。

田舎風景
事件がおきる大きなお屋敷
   
咲きほこる庭の草花とファッションも美しい

ミス・マープル邸の家








家具 調度品 絵画 シャンデリア スタンド 
床や壁などのバックグラウンドの色合いに目を見張る 

壁紙はモリスのウイロー?


スタンド・絵画 品の良い写真立て 

柄の大きな壁紙も絵画のように見える
  
半外の壁には鉢の緑を這わせて美しい

       

・・華やかなシャンデリア・手元を照らすスタンド
どの壁にも必ずある絵画・
フレンジのついたどっしりしたカーテンは
きれいなドレープの形を保ち、柄の大きな壁紙も
それらの重厚感とうまくマッチしている。
朝メイドさんが窓の数だけシューンと音を立てて

天井から降りたカーテンを順番に開けてゆく…そこから事件が始まる・・
自宅待機が切望されている昨今
美しい画像を それもインテリアが楽しめる英国ミステリー
ミス・マープルはインテリアの楽しさとその使い方をそれとなく

教えてくれたバイブルのようなもの。

よってあまり筋はよく覚えていないが・・。  0507長塩小夜子